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発作性心房細動のカテーテルアブレーションの手術・入院の体験記ブログ

これは、私が令和7年5月行った発作性心房細動のカテーテルアブレーション(パルスフィールドアブレーション)を受けた時の体験記・術後の記録です。

当方、54歳の男性です。2カ月前に初めて心房細動になりました。心房細動を処置していただいた医師から、アブレーションするなら、早い方がいいと説明を聞いていた。発症してからの1ヵ月で、8回もの心房細動の発作があった。仕事にも支障が出て来たので、普段の主治医にも相談すると、「どうせやるなら、早い方が良い」と主治医からも言われたので、アブレーションの手術を決意しました。

 

  • 1日目(入院当日)

令和7年5月15日、朝11時から入院となる。入院した病院は、近隣の病院では循環器に強い病院です。初回の心房細動の処置でもお世話になった病院です。入院受付で手続きをして、病棟からお迎えが来るので時間になるまで待った。時間が来て、お迎えの看護師が来て病棟に上がる。病室に入る前に、ナースステーションの前で持参した薬を薬剤師に渡した。部屋に入って、入院生活がスタートした。まず、病棟の事務員が来て、申し込んだレンタル品を受け取る。エランのCSセットと言うものだ。今は、入院の備品はレンタルが中心になっているのか?病衣やタオル、バスタオルにボックスティッシュ、コップ、箸に歯ブラシと歯磨き粉もレンタルに含まれている。スプーンにフォーク、割り箸もあった。病衣は毎日交換できるし、タオルは使い放題、入院の荷物をかなり削減できて、とても便利であった。病衣、タオル以外は持ち帰ってもいいと言われた。

病衣に着替えて、ベットで寛いでいると、担当の看護師がやってきた。挨拶をして、今日の予定表を受け取る。昼ご飯を食べて、午後からレントゲン、心電図検査となっていた、夕食前に、鼠径部からカテーテルを入れるから鼠径部の剃毛もしますと言われた。昼ご飯は、入院初日なので12:30頃になりますと説明を受けて、時間通りに昼食が来た。私は糖尿病があるので、糖尿病食になっていた。病院食は不味いというのは大昔の話で、今は糖尿病食でも美味しい。色々な工夫がされており、美味しく頂くことができました。

14:00に看護師から、検査室に行って、心電図の検査をして、レントゲンを撮りに行ってくださいと言われて行ってきた。入院の前日からサンリズムを休薬したせいか、軽い動悸がしていたので心電図検査の人に不整脈が出てますか?と聞いたら、ありますねと言われた。レントゲンも撮って、病棟に戻ってナースステーションで看護師に声を掛けて病室に戻った。

ベットで横になっていると、次は栄養士がやってきた。食事について色々と質問があり、糖尿病があるので糖尿病の食事について色々と指導を受けた。塩分の事、カロリーの事、体重を落とした方が良い事等。

次に担当の看護師が来て剃毛をしますとの事。剃毛って、剃刀を使ってジョリジョリすると思っていたが、バリカンのようなもので行った。パンツを、横にずらしてすると思っていたら、いきなり「失礼します。」と言われてパンツを下ろされた。そして、物の上に、ホットタオルが置かれて剃毛をされた。かなり恥ずかしかった。ツルツルになると思いきや、短くカットする感じだった。剃毛が終わって、シャワーを浴びた。明日は、シャワーも浴びることができないとの事。

18:00になると夕食が始まった。夕食も、美味しくいただきました。夕食後、明日の予定をもらって、手術は4番目なので11:00に手術室に向かうとの事。前の方の手術の状況によって、前後するみたいでした。手術の前に、導尿カテーテルを入れる説明も受けた。これが、一番嫌な処置になる。時間は、明日9:30から行うとの事。想像するだけで痛くなった。

消灯時間まで読書をして、消灯時間の22:00に就寝した。動悸は続いていたが、あまり気にはしていなかった。

 

  • 2日目(カテーテルアブレーション当日)

夜中から、激しい動悸に見舞われる。夜中、途中で目が覚めて寝れなくなっていた。その時に、看護師が巡視に回ってきた。看護師に声を掛けて動悸の事を言った。検脈をしてくれて、「心房細動の発作が出てるかもしれませんね。」との事。心房細動の発作中でも、カテーテルアブレーションの手術は問題ないとの事を言われた。

朝になった。昨日はあんまり寝る事ができなかった。

今日の朝ごはんは絶食である。8:30に導尿をするにあたり、痛み止めの服薬を行った。点滴のルートも確保した。9:30とうとう導尿処置の始まりである。痛いと聞いてはいたが、死ぬほど痛いとは思わなかった。確かに痛いは痛いが、カテーテルが尿道に入っていく感覚が気持ち悪い。それより、恥ずかしさの方が大きかった。導尿カテーテルの処置は無事終了しました。導尿カテーテル処置の後、手術の為に紙おむつを履いた。

10:50に看護師が呼びに来た。ベットのまま、手術室へ向かう。人生初めての手術が始まる。手術室の前で、家内が待機しており、「頑張ってこい」と声を掛けてくる。初めて、手術室の中に入った。

沢山の人がいる。モニターや色々な機器もいっぱいある。ベットから自力で手術台に移った。手術台に寝て、色々な機器が取り付けられていく。頭に、脳波の機器?を付けていく。看護師が「少しチクチクしますよ」と言ってくる。電極が少し尖っているのか?確かに少しだけチクチクする。

医師から、「病棟から、昨夜から動悸が酷くて心房細動が出ている可能性の話は聞いています。問題ないので、アブレーションをやりますね」と優しく声を掛けてくれた。きちんと、情報が共用できているんだなと感心しました。

今日、行う心房細動のカテーテルアブレーション手術は、2024年秋に保険適用認可された最新のアブレーション手術です。

パルスフィールドアブレーショント言われるものです。安全性が高く、手術の時間も短縮できるアブレーションとか。手術自体は1時間少し程で終わるみたいです。

医師が何か看護師に指示をして、看護師から「眠くなりますからね」と声を掛けられた。点滴に静脈麻酔が入ったのか?眠くなってきた。手術は、全身麻酔で行う説明を聞いていました。

気が付くと、息が非常にやりつらい。「おえ~」ってなりそうになる。すると、喉から何かが取り外された感覚がある。それが、外れてからとても大きな息をした。ハーハーと滅茶苦茶大きな息を暫く行った。なぜか、看護師に時間を聞いてしまった。12:55って言われたかな?2時間近くも寝ていたのか。少しずつ麻酔から覚めて行く。息も落ち着いてきた。

体に付いていた機器を全て外し終わって、病棟に帰っていく。手術室を出たところで、家内と合う。家内に、「大丈夫だから、家に帰っていい」と話した。病室に着いて、「暫く動けないから」と、看護師がクッション等で固定してくれた。遠隔の心電図も付けられた。看護師に喉が渇いた事を伝えると、ストロー付きのコップにお茶を入れて持ってきてくれた。ストローでそのお茶を頂いた。時間を見ると、13:30頃だった。

看護師が、30分毎に巡回に来てくれる。その都度、声かけをしてくれて、手術後の状態の確認をしてくれる。

15:30の巡回で、導尿カテーテルを抜いてくれた。看護師と、声を合わせてお腹に力を入れて抜いた。抜くときは、少し痛い位の痛みだった。

一緒に、心臓カテーテルを入れた鼠径部の傷のチェックもしてくれた。「出血は止まってますよ」と言われた。

16:00頃、カテーテルアブレーションを実施してくれた医師も来てくれた。「アブレーションをして、心房細動を誘発する薬も使って確認したが、心房細動は出ていません。」と言われた。「ひとまず大丈夫でしょう」と言われた。医師にお礼を言って、医師は出て行きました。

17:00前に、安静が解かれた。トイレに行く位の歩行も可能になった。お腹が空いたことを伝えて、院内のコンビニにおにぎりでも買いに行っていいか?看護師に聞いた。コンビニまで歩くのはチョットと言われた。食事が残ってないか確認をしてくれた。延食になっている昼食を食べれると言われた。夕食前だったが、昼食を食べた。術後食なのか?串に刺さって、食べやすくしている。量はそんなに多くなかった。そして、とても美味しかったです。

夕食は、1時間遅らせてもらい19:00から夕食です。

20:00前に、尿意を感じたのでトイレに行った。そこで、排尿をすると、強烈な痛みと言うか、尿道に尿が通る時に、沁みる沁みる・・・涙が出そうな位辛い。これが暫く続くと思うと、やるせない気持ちになった。

昨日、余り寝れなかったので21:00前には眠くなって寝てしまいました。

こうして、初めてのカテーテルアブレーション手術の1日は終わりました。

 

  • 3日目(カテーテルアブレーション手術翌日)

6:00検温と血圧測定を行う。37.2度と軽く発熱があるが、熱っぽさは無く、体調に問題はない。

血圧も、普段より少し低い数字が出ている。

心臓も、入院してから動悸が続いていたが、手術後は動悸も一切ない。

採血と、検尿、心電図の検査が今日は有る。

相変わらず、排尿の痛みが辛い。

看護医師に話しても、これだけは日にち薬と言われた。

朝食もおいしく頂きました。

午前中にリハビリの先生が来て、色々な話と生活の指導が行われた。

少しリハビリもして、脈拍に問題が無いか確認もしてくれた。

病棟の廊下を歩いたり、階段を上下したりして運動を行った。

運動後に、心電図も確認してくれた。期外収縮が少し出てる位で、大丈夫でしょうとの事でした。

午後から、主治医が来てくれて検査の結果や状態を確認して、明日には退院OKを頂いた。

明日には予定通り退院が出来そうです。

15:00過ぎ、家内と息子が見舞いに来た。明日、退院できる事を家内に伝えた。

手術翌日には、シャワーを浴びる事もできた。カテーテル入れた場所に貼っていたテープも外れた。

夕食もしっかりといただき、消灯時間まで読書をして、眠りについた。

 

  • 4日目(退院日)

朝、6:00に起床する。検温、血圧測定に看護師がやってくる。

カテーテル入れた場所のチェックも行った。その時に、カテーテル入れた場所の周囲が青くなっていることに気付いた。歳を取って、注射の後や、ぶつけた場所に内出血が出ることが多くなってきた。看護師が、これは出る人も結構居るので、自然と吸収されるので様子を見て下さいと言われた。傷自体は、出血も無く良好のようでした。

8:00最後の朝食を食べる。

朝食後に、荷物をまとめて退院の準備を行う。

看護師が来て、残薬や退院処方を受け取る。

病棟の事務員さんが来て、退院の説明を行ってくれる。

色々な書類を受け取り、10:00に退院して行きました。

 

  • 手術、入院のまとめ

私は、3泊4日の入院でカテーテルアブレーションを行いました。

結論として、早めにカテーテルアブレーションをして正解でした。

まだ、54歳で仕事も暫く続けないといけません。

私の場合は、心房細動の発作が夜中に出る事が多かったです。

そして症状もきつかったです。

寝てる時に起きると動悸で夜中に目が覚める。動悸が酷くて寝れない苦しさ。脳梗塞になるかもしれないと言う恐怖。朝になっても心房細動の発作が続いている時は、しんどくて仕事を休むことが多くて仕事に支障が出てました。

アブレーションを行ってから、心房細動の発作はでていません。

まだ、アブレーションが終わって5日程ですが、調子はとても良いです。

また、心房細動の発作が再発するかもしれませんが、今後アブレーションを行う方やアブレーションをするか悩んでいる方の参考にこのブログがなれば幸いです。

ちなみに、費用は収入によって負担額が変わるので正確な金額は言えません。

ただ、私の場合の入院の点数は194055点 食事は4080円でした。

入院費用にすると、

参考にして下さい。